2024年5月6日・13日号

吉野ヶ里バンブーオーケストラ
紀元後というと、西洋では「ベン・ハー」の舞台。その頃の日本は弥生時代。こんな吉野ヶ里遺跡にみられるような生活だったのですね。ここの名前を冠した吉野ヶ里バンブーオーケストラを今号1面カラーでご紹介しています。
まずは、実際の演奏をYouTubeでお聴きください。
今年の日本のうたごえ祭典in佐賀の特別音楽会で生の演奏が楽しめるそうです。
俄然興味がわいてきましたね。
竹の楽器というとインドネシアのアンクルンが有名 地元の竹の有効活用として誕生したそうです。

今号6~7面では、全国合同への参加を呼び掛けています。
大音楽会(11/30)、特別音楽会(11/29)の詳細をお伝えしております。祭典歌集も、4/26には音楽センターから発売予定ですので、ぜひ、購入して歌って祭典参加をしましょう。
佐賀市文化会館 SAGAアリーナ
この写真は、2011年千葉祭典での全国合同「リパブリック讃歌」の演奏。
今年は池辺晋一郎編曲による「グレイト・ジャーニー」から「アメイジング・グレイス」(特別音楽会)とこの「リパブリック讃歌」(大音楽会)に取り組みます。
祭典歌集では、そのほかに荒木栄作品から「地底のうた」など3曲。女声合同では「いのちのうた」「たいせつなこと」、青年は「明日はきっといい日になる」など15曲が掲載されています。

大音楽会「空を 海を いのちを」にZoom Up
函館トロイカ合唱団創作の「空を 海を いのちを」の佐賀バージョンも祭典歌集に収載されています。この曲は大音楽会中盤で演奏されますが、指揮者は水頭順子さん。
今号の12ページの第2特集では、この曲と水頭順子さんにZoom Upしています。
松本康男さんは、声楽家・合唱指揮者・佐賀女子短期大学名誉教授で、2022年5月4~5日に開催された西日本合唱講習会で講師を務めていただきました。今年は水頭順子さんに声楽指導と、「空を 海を いのちを」を教材とした合唱指導をお願いしております。詳細はこちらから。 水頭さんは、2019年4月1日号でご紹介した佐賀のうたごえ協議会発足のニュースにご登場していただいております。

6月14日~16日
松本・あがたの森文化会館
祭典歌集と「つぶてソング集」を使った講習会+理論講座もあります。
山本忠生さんによる今年生誕100年の「荒木栄を語る」はぜひとも聞いてみたいですね。講習会の詳細はこちらから

平和と暮らしを守る うたごえアクション
3月30日に「あいち子育て教育9条の会」の設立準備会が開かれました。オープニングで演奏したのは愛知教職員合唱団きぼうのみなさん。
講演は九条の会事務局長の小森陽一さん。
会の最後に小森さんと「青い空は」を一緒に歌いました。
4月14日愛知のうたごえでは、佐賀での祭典の全国合同「地底のうた」の合同練習会を開催。本番指揮の高田龍治さんをお呼びしました。
3月24日、三多摩青年合唱団有志が毎月開催している駅頭アクションの緊急版を実施。あまりにもひどい政権与党の横暴への声を上げました。
「そうだ、選挙に行こう」を歌って、こんな横暴は「選挙で変えよう」と訴えました。
4月13日、埼玉のうたごえ協議会は、埼玉県労働組合連合会からの呼びかけで浦和駅前でうたごえアクション。メーデー平和歌集2024収載の「全国一律!サイチン音頭」を演奏。
メーデー歌集のこの曲のページには、YouTube動画へのリンク二次元バーコードが掲載されています。
まだまだ普及の途中のようですが、埼玉のうたごえではこの音源を活用しています。
YouTubeで「サイチン」と検索するだけでヒットします。カラオケもありますので、どんどんご利用ください。
5月1日のメーデー。こちら大阪では、5年ぶりにステージ上からうたごえを届けられると期待が膨らんでいます。
関西合唱団では、定例練習の30分前に集まってメーデー平和歌集の練習会を行うという熱の入れよう!
こちらでも「全国一律!サイチン音頭」に力をいれているようです。今年の春闘では、満額回答が相次いだというニュースが報道されていましたが、それは大手企業でのはなし。〽まだまだ足りない最低賃金。どんどん歌いましょう。
今年のメーデー平和歌集の取り扱いは昨年に比べ大幅増になっているそうです。
〽まだまだ増やそうメーデー歌集!

各地の総会から
三多摩のうたごえ協議会が総会を開催。新団員の獲得、うたごえ新聞の普及などについて熱心に討議されました。三多摩ブロックでは本紙読者の拡大が目覚ましく、東京全体の牽引車に。その中で、拡大目標の達成だけでなく、「記事を書いて、読者を増やそう」と話し合いました。
静岡のうたごえ協議会の総会では、一年間の活動報告と今後の活動方針が討議されました。
午後からは広島の高田龍治さんを講師に「歌ができるまでのあれこれ」と題した講演。先日の広島合唱団創立70周年記念事業で出版された「たかだりゅうじ作品集」の紹介もされました。

創作交流
昨年10月から進めてきた保育のうたごえオンライン・創作交流会の王仕上げが4月6日に開催されました。
作曲家の武義和さんを助言者にむかえ、16名が参加。12曲が発表されました。
ここで発表された「ああ、生きている」は坂本ファミリーの演奏。YouTubeでも公開されています。
5月5日に開催されるオンライン新作・創作発表会で素晴らしい曲がエントリーされていますので、ぜひ視聴してください。詳細はこちらから

教育のうたごえメーリングリストで創作に取り組んでいます。
学校の厳しい状況を歌で訴えています。
今週の紹介曲「先生をもっと増やそう!」、先号の「この学校で」。
教育のうたごえのみなさんも5月5日のオンライン新作創作発表会に多くエントリーされています。
今年の全国教育のうたごえ祭典は8月23日~24日に宮城で開催されます。
9面記事の中で切実な要求、現実が語られていますが、そのまま「うたごえ川柳」になるような。こういう言葉を編んで曲が作られるのですね。

オーストリアの元首相セバスチャン・クルツ氏。7年前に中道右派・国民党から世界最年少31歳の指導者と注目をされたのですけど、虚偽供述容疑で起訴されてました。そして有罪に。量刑としては軽いようで、まだまだ上告審もあるという。それでもオーストリアの「嘘はいけない」というあたりまえの民主主義が健在なのはうれしいというか、うらやましい。
オーストリアにはAK(労働会議所)という、オーストリアで働く労働者なら外国籍でも加盟可能な組織です。
この仕組みについて前田さんの解説は3面でお読みください。
余談ですが、オーストリア第二の都市ザルツブルグはモーツアルト生まれ育った街。ここ市議会でオーストリア共産党が議席大幅にアップ。ヨーロッパで注目されているそうです。

今年の全国合唱発表会は鳥栖市民文化会館などで開催されます。
一般B、交流1、交流2:鳥栖市民文化会館
女性、職場、一般A:佐賀市文化会館
オリコン、小編成:サンメッセ鳥栖
詳細はこちらから。鳥栖って?という方は、第15回の風だよりをお読みください。
ところで、佐賀市はどのへんか、わかりますか?

  • 変らない廻すたらいは底抜けか
    吉野つつじ
  • 戦闘機売りつくすのは裏金屋
    春野一郎
  • 夢洲に危険利権の泥と毒
    金倉俊嗣

皆さんからの投稿をおまちしております。


麻布ヘリ基地撤去集会
六本木の国立新美術館に隣接して米軍基地があります。港区議会も全会一致で返還を求めているのですが、間に立つ防衛省が必要な役割を果たしていない、ということで57年間に渡たり返還を訴えています。

山形センター合唱団はCOOP城西でうたごえ喫茶を開催。地元の城西うたごえサークル「たんぽぽ」も参加しました。
尾道市・生口島瀬戸田で初めてのうたごえ喫茶。
広島合唱団創立75周年記念コンサートに出演した三多摩青年合唱団の箱崎さんと希望者は、瀬戸田ツアーに。そこでうたごえ喫茶を開催。きっかけは箱崎さんとたかだりゅうじさんの「瀬戸田恋歌」。

神奈川合唱団の河野好行さんは、先日退職。
その記念に職場主催の文化展にタイアップした昼休みコンサートを開催。
昼休みといっても2時間と長丁場のコンサート。
ご本人の歌唱のほか、9組が出演。バンド演奏などにぎやかなものになったようです。
さて、これからは、うたごえ活動一筋に・・・・

コカリナ奏者の野舘けい子さんが古希記念のコンサート。
野舘さんについては、本紙の取り上げた「みんなとピースサンデー」にも毎回参加しています。
コカリナは黒坂黒太郎によって30年前にハンガリーから紹介されました。

南部勇木さんは、ジャズピアニストして東京を中心に活動。
うたごえ喫茶「さんたま屋」にも出演して、素晴らしい演奏で参加者のうたごえをサポートしています。
仙台のうたごえ喫茶「バラライカ」創業者の南部敏郎さんの長男。
久しぶりに生まれ故郷での凱旋コンサートでした。

埼玉合唱団演奏会
3月31日埼玉会館
あしたのオデッセウスたち2024100人を超える市民合唱団との合同演奏、韓国の平和の木合唱団のステージなど多種多様なプログラムについて、音楽評論家小村公次さんの音楽会評を10面でお読み下さい。

連載1374回 暦
5/6~19
マンマ
一枚の楽譜から
木村 泉
山形センター合唱団
ダニー・ボーイ
成田美枝
北海道合唱団
恋人に身も心も捧げる
アニーローリー
第50話明日の祭りへその③
~南信州和太鼓ベーシックセミナー国際コースへの道
塩原良
シヴァ・ロカ アリス・コルトレーン
「老人極貧社会」韓国と日本
№ 10
先生をもっと増やそう!
皆川多喜子原詩・教育のうたごえ作詞・藤村記一郎作曲
視聴はこちらから
ピアノ伴奏譜はこちら

坊や大きくならないで
チンコンソン(ベトナム)
まつのじん「音楽の花束」
愛知・桜井久美子